So-net無料ブログ作成
検索選択
前の1件 | -

【792節:映画】怒り:★★★★★ [映画(あ]

(封切り直後ということで、結末を含む内容に触れない形で
 書いてみましたが、鑑賞後にご覧ください。)

序)
感情を表す漢字として
喜、怒、悲、哀、憐、憫、楽、恋、愛、憎、苦、嫉、妬、僻、恩、怨、悔、恨、憧、慕、惑、惜、嬉、憤、悼、憂、愁、懐、貴、尊、敬、侮、蔑、愉、悦、許、赦、恕、惚、惹、想、懇、慮、情
などがある。人間は、多くの感情を所有できるいきものなのだ。

今回鑑賞した作品の題名「怒り」もこの中に在る
この作品の描くものも、怒りだけでなく様々な人々の感情が
細やかにそして実直に描かれている。
IMG_20160918_103913.jpg

1.怒りは、一番心の中に在ることが短命な感情

人間を演(や)っている方なら分かるとは思うが
「哀」や「楽」が長く私たちのこころに居座るのに対して
怒りの寿命はとくに短くて特異である。それはなぜか?
640.jpg

ほかの感情は、他人に対して恩恵を与えることがおおいが
怒りは自分のこころしか、かつ傷つけることしかしない。
「いや、私は怒りで他人を制御している」
とおっしゃる方もいるとは思うが、そうではない。
傷つくのは、実は貴方のこころだけなのである。したがってその
性質上、怒りとは本来短命なのである。

あ、、、映画の話だったね。

2.つの新しい星あらわる。

日本の感情表現の手練れたちが集結した感がある作品だ。
観ていて圧倒されるほどのそうそうたる俳優陣である。
映画とは、私は(特に邦画だが)名優を目指して研鑽している
俳優たちの今の技を観客として確認できる、
授業参観のようなものだと思っている。

あの御仁は、どこまで自分の演技道を極めているのか?』
あの青年は、どこまでうまくなっているだろうか?』
あの娘は、どうだろうか?』
237985.jpg

そんなことを思い出し期待しながら、劇場に赴く。

今回の掘り出し物は・・・
238841.jpg
と、やはりこの青年だろう。
ikari_sakumoto_DSC5491.jpg
彼は、
本当に笑っていると思わせる演技をする。
本当に泣いていると思わせる演技をする。
本当に怒っていると思わせる演技をする。
それは、技の集大成というものではないが、素直な表現が観ていて気持ちがよい。
・・・今後が楽しみだな。

この作品は
邦画にありがちな表現の踏み込みの浅さをいっさい感じない。
リアリティーに徹した監督の思いを受け取って熱演した
すべての出演者に拍手を送りたい。ぜひ劇場でご確認ください。
20160708-ikari1.jpg

3.さまざまな事件が起きるこの世界で生きていくために

つまるところ

人生とは、誰かに出会うゲーム
ーー 朱色会 ーー
aoi-700.jpg

だとおもう。(何かではない、感情を持つ誰か・・です。)

え?そのゲームには参加しない?
であれば貴方はかつての私のように死ぬまで悶々として生きるか、
でなければこの映画の発端のような事件に「関わる」ことになるかもしれない。

校了


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画
前の1件 | -